鍼灸治療は、東洋医学を代表する治療法の一つで、6世紀には日本にも伝わっていたと考えられています。
現在は、世界各地に広がっており、世界保健機構（WHO）もその有効性を認めています。いわゆる「ツボ」を鍼や灸で刺激するのが主な治療方法になりますが、細かい施術のやり方や使用する道具については様々です。

日本では、主に「痛い」「熱い」といった強い刺激がないソフトな鍼灸治療が行われており、当院でも細い鍼で無理なく治療を進めていくようにしています。
初めての方は、まず浅く鍼を刺して刺激の感じ方を確認してから本格的な治療を行いますのでご安心ください。

当院では、「対角線治療」と呼ばれる治療法を用いています。
これは、おヘソを中心にして症状がある箇所の対角線上にある部位を施術するという方法です。
例えば、右肩が痛い時には左の脚を治療する、腰の左側が痛い時は腰の右側を治療する、といった具合です。
また、筋肉の内側が痛い時には外側を施術する、外側が痛い時には内側を施術する、といった治療も有効です。

整形外科は病院の一つの診療科として、医師がレントゲン検査やお薬の処方、そして痛み止めの注射などを行うことができます。
一方で、整骨院はさらに患者さんに身近な立場として、直接手技や電気治療器を用いて痛みを取ったり、骨や筋肉の異常を治したりしています。
当院でもこういった「治療」はもちろんおこなっていますが、それと同じくらい大切で求められているのが「リラクゼーション」です。